2010年7月24日土曜日
SAPIO_新チャイナリスク
●内容
【SIMULATION REPORT】
〈不動産過熱、人民元切り上げ、中国株の行方、そして労働者スト……ユーロ危機より怖い〉新チャイナ・リスク襲来
・現地取材
写真で見る臨界点に達した不動産過熱「バブルに歪んだ中国(珍)百景」
・恐怖データ
人民元“増刷”バブルがコントロールを失い、いよいよ秒読み「中国発巨大不況」が暴発する
・ストライキ
反日世代が火をつける労働者スト・賃上げでもはや中国は「世界の工場」ではなくなった
・中南海権力闘争
胡錦濤、温家宝、習近平……「経済」を「政争の具」にする中国共産党幹部たち
・中国株の行方
カリスマ投資家が売りか買いかで大バトル 沸騰中国バブルをめぐる「二人のジム」論争
・疑惑の経済指標
GDP成長率9.1%の実態は4.2%! 「偽装」経済統計が招く超弩級チャイナ危機
・犯罪大国
警官が地上げ、市議会議長が愛人を爆殺 膨張する「凶悪犯罪バブル」はここまでヒドイ
・暴走する軍拡
「吸血鬼」と批判されても大艦巨砲主義を突き進む超軍事大国化という悪夢
・日本人の知恵
「豊岡鞄」「倉敷ジーンズ」「愛知ホーロー鍋」ほか中国商品に勝つ日本製品のつくり手たち
・緊急レポート スクープ入手!
「幻の李鵬日記」に描かれたトウ(登に「こざとへん」)小平VS趙紫陽「天安門事件」の真相
〈遺骨収集「感動秘話」〉
フィリピン上空で相まみえ散った2人の戦闘機乗りを結びつけた68年後の絆
シリーズ決断 第1回 アサヒビール社長/泉谷直木
「私は現場主義。トップの率先垂範で社員を桃太郎軍団へと変革していく」
〈米「iPad」、「キンドル」人気で喧伝される電子書籍ブーム「5つの幻想」を排す!〉
「本が無くなる」なんて誰が言った!?
「ハーバード白熱教室」からの熱風
・解説者登場
毎回1000人もの学生が参加する「ハーバード白熱教室」はどこが凄いのか
・本人直撃
マイケル・サンデル教授「エネルギーと知的好奇心に満ち溢れた学生に私も感銘を受けている」
・[日本にも「白熱教室」があった]
〈早稲田大学水曜3限〉講師が涙を流し、学生がプライベートを臆せず赤裸々に語る講義はこうしてつくられる!
〈東京大学水曜5限〉「テレビや新聞を疑え」「自分の目と心で思考せよ」……講師と学生の静かな真剣勝負を見よ
〈千葉大学火曜2限〉「龍馬の脱藩は是か非か」「同性結婚を認めるべきか」……回を重ねるごとに議論は過熱する
・まるわかり
「世界大学ランキング1位」ハーバード大学の実力・歴史・資金力・卒業生――すべて公開
・スペシャル鼎談
勝間和代×浜田宏一×若田部昌澄「ハーバード大やイェール大にあって東大に足りないものは何か?」
ヒット商品は主張する~だから売れた、これから売れる~
第1回 い・ろ・は・す(日本コカ・コーラ)
●概要
◯美人スパイ逮捕について元夫の証言の検証
夫の話の中には妻の父が元KGBであることを本人から聞き、ロシア語でロシア人と秘密接触が露見するなど稚拙な面が多かった
こうした点は眉に唾をつけて聞くべきであり、本質を見誤る
◯ロシアの声
旧モスクワ放送。ロシアは宣伝謀略手段として「ロシアの声」を重視している
この放送を通じ、諸外国のインテリジェンス専門家に何が起きているのか、ロシアの認識をさり気なく伝える
◯ロシアスパイ、米に逮捕の件のロシアの見解
「今回はこちら側に行き過ぎたことがありました。国際テロという共通の敵もいますので協力していきたい。
大人の対応で事態を穏便に処理しましょう」
◯調査報道とベンチャー系メディア(米)
大手メディアが予算削減の中で調査報道を減らしている中、ベンチャー系メディアによる調査報道が注目されている
まだ寄付によって資金をまかなっている状態だが、今後どこまで増えていくのか注目のところである
◯アサヒビールの今後の人材
今後の人材は金太郎飴のように誰も彼も同じ人ではダメ
桃太郎軍団のように、家来、主人が役割を持っている集団を目指す
◯ビールの温度
従来は4~6度が飲み頃としてきたが、新しい提案として、氷点下での飲酒を提起
◯アサヒビール社長の考え
消費者の求めるものは常に変わっており、その変化に気づかなければならない
そのへんかは現場に行くことにより分かる。
幹部を引き連れて大名行列のように訪ねても意味はない。
経営者は臆病であっていい
◯いろはすの魅力
軽さ→従来の25Kgから12kgまで軽量化
触感→薄さから中の水の感触がわかる
音→空きボトルをしぼる独特の音
潰すときの独特の音がエコに参加しているという「エコのアクション化」に繋がる
その潰す感触を手が記憶し、再度購入させる
◯コロンビアネクタイ
喉を切り裂き、裂け目から下を引っ張り出す残虐な殺し方。コロンビアマフィアが多用
◯スポーツとマフィアと賭博
大リーグでは八百長問題、野球賭博等数々の問題があった
大問題になったが、おかげでマフィアは一掃されたという
◯電子書籍の市場規模(米)
紙媒体:2兆5000憶
電子媒体:290憶
代わりになるには差はあまりにも多すぎる
◯日本の電子書籍
市場規模は400億
しかしこの中にはケータイ小説は含まれておらず、そのカテゴリーを含めば相当な規模になる
◯米人の本の値段
ハードカバーで2200~2700と日本より高額。
だからこそキンドルの10ドルに飛びついた
◯アメリカ人の本の読み方
読んだら捨てる。だから本の紙質や表紙にはこだわらない
また、ビジネスマンは日本とは違い、通勤中の車内でオーディオブックで本を聞くので電子端末に移りやすかった
◯キャズム理論
ハイテク商品を買う層は次の5層
①イノベーター:新しいもの好き
②アーリーアダプター:最先端技術で相手を出し抜く
③アーリーマジョリティ:実用性重視
④レイトマジョリティ:みんな使っているから使う
⑤ラガード:全く使わない
②と③の間には大きなキャズム(溝)があり、このキャズムを超えれば大ヒットとなる
◯電子書籍と紙
めくる楽しさは電子書籍にはなく、終わりまでの厚みも楽しめない
紙の楽しみを超えることはできない
しかし、電子書籍にしかできない検索もあり、一長一短である
◯活字離れ
本が売れないから活字離れなのではない。
ケータイやネットなど文字情報に触れるメディアが増えただけ
◯共産党とスト
社会主義では労働者は企業の主人という公有制経済
そこに新しい労働組合ができるのは、社会主義を完全否定する
◯中国で増加する日系企業スト
日系企業は狙いやすい
中国の企業でストをすれば、解雇後の就職は不可能
◯中国トップの伝統
党総書記は外交と軍事を担当
首相は内政、経済を担当
◯ハーバード白熱教室
NHkで放送されたハーバード大学の講義の映像
そのキモ「対話型講義」
◯ハーバード白熱教室の特徴
・世界一のハーバード大学の講義だということ
・対話型講義だということ
・「政治哲学」という抽象的テーマを具体的イメージの持てる事例で議論される
◯白熱教室の条件
・大人数の学生が出席する講義
・学生たちの積極的な発言がある
・教師側の工夫と熱意
・学生の意欲と準備
・現代で問題となっているテーマを取り上げている
◯ビジョナリー・リーダー
将来を見通す洞察力を持ったリーダー
日本の正解ではビジョナリー・リーダーを育てるシステムはない
◯リーダーの育成
世界的企業はリーダーの育成に1000憶かける
日本のように「職能教育」だけを受けたリーダーは必要ない
若い時から様々な部署を経験し、会社全体を見渡せるリーダーを選抜する
例:GE、サムスン
◯最小不幸社会
菅直人首相が目標に掲げるスローガン
そもそも民主主義は「最大多数の最大幸福」を選択するシステムでは?
◯国際協力銀行(JBIC)
ODAの実務を取り仕切る政府系金融機関
現在、日本公庫の国際部門として存続している
2010年7月18日日曜日
統計でウソをつく法
●概要
だまされないためには、だます方法を知ることだ!
かの有名な英国の政治家ディズレーリは言った――ウソには3種類ある。ウソ、みえすいたウソ、そして統計だ――と。確かに私たちが見たり聞いたり読んだり するものに統計が氾濫しているし、「平均」とか「相関関係」とか「トレンド」とか言って数字を見せられ、グラフを示されると、怪しい話も信じたくなる。し かし、統計数字やグラフは、必ずしも示されている通りのものではない。目に見える以上の意味がある場合もあるし、見かけより内容がないかもしれないのであ る。私たちにとって、統計が読み書きの能力と同じぐらい必要になっている現在、「統計でだまされない」ためには、まず「統計でだます方法」を本書によって 知ることが必要なのである!
●内容
◯サンプリング
サンプリングにおいて、サンプルが十分大きく、選び方が適切であれば、それは全体をかなりよく表している
しかしその選び方こそ最も難しい
◯エール大卒業者の年間平均所得のサンプリング
エール大卒業者の年間平均所得は、25111ドル(高所得)
これは果たして正しい調査なのか
◯エール大卒業者のサンプリングの疑問1
この調査では住所が不明なものは含まれていない。そしてそういう人たちは低所得だと思われる
◯エール大卒業者のサンプリングの疑問2
質問紙をかたわらのくずかごに無造作に放りこむ人たちもいるだろう。そうした人たちは高額所得者か?
◯エール大卒業者所得の結論
このサンプルは平均所得を下げそうな2グループが最初から含まれていない
このサンプルは1924年度卒業者のうち住所が確定されていて、しかも所得がいくらか教えてくれた特別な人達の年間所得平均である
◯人はうそをつく
上記の調査で答えてくれた人のうち。どれだけの人が正しく申告しただろうか
多くの人は見栄をはり、多めに申告するだろう
◯1936年大統領選挙時のサンプリング
1936年の大統領選挙前のサンプリング調査の結果ランドン候補が圧倒的だった
しかし選挙の結果はルーズベルトが勝利した
このサンプリングの問題点はなんだったのか
◯大統領選挙サンプリングの失敗
サンプルの抽出は電話を所有し、雑誌を購入した人間の中から抽出されていた
これらの人は経済的にも豊かな人であり、サンプルとしては全体を現していなかった
◯ランダムサンプリング
サンプルの基礎にはランダムという性質がなければならない
すなわち、「母集団のすべての人が等しくサンプルに選ばれるチャンスはあるか」
◯世論調査の難しさ
世論調査というのは結局かたよりの原因に対する不断の戦いである
◯質問者によって変わる結果
どういう人で面接調査団を構成するかによって、調査結果が変わってくる
調査員が白人の場合と黒人の場合で結果が変わることもある
◯平均値の種類
・算術平均:合計をサンプル数で割った値
・中央値:サンプル数に順位をつけ、真ん中になった人の値
・最頻値:サンプルの中で最も多かった値
◯正規分布する平均値
上記3つの値は正規分布し、どれも同じくらいの値になるものがある
例:平均身長など
もちろん正規分布しないものもある
例:所得など
◯平均値の注意点
平均の種類はなんなのか。その数字に含まれている人はどういう人か
◯小さなサンプルの利点
サンプルが大きいと偶然による差が小さくなる。これはセールスする上で興味を得られる値を得にくい
小さなサンプルの中で何度もサンプリングし、都合の良いものを使う
◯ポリオのサンプリング
ある地域でポリオに対するワクチンを打った子供と打たなかった子供に対して調査した
ある年流行感染症がこの地域を襲ったが、ワクチンを打った子供はポリオにならなかった
しかし、打たなかった子供もポリオにならなかった
すなわち、ワクチンによってポリオを防いだことの証明にはならず、ただポリオが感染しづらいということがわかっただけ
◯統計の結果が意味があるかないかの調べ方1
その結果の有意度がわかれば、適切な判断ができる
有意度とは確率であり、統計が正しい確率のこと
◯統計の結果が意味があるかないかの調べ方2
数字の分布幅あるいは平均からの偏差を示すものを知る
◯無視された大家族と小家族
アメリカの平均的な家族は3.6人だった
→実際3人4人家族は45%で、1人2人は35%、5人以上が20%だった
統計的に基づき3人4人用の家が多く作られたが、55%の人はその恩恵に預かれなかった
◯統計が誤る理由
誤りは結果が研究者から扇動的あるいは情報不足の記者を通じて読者に届くまでの濾過過程に起こる
◯誤解を避ける方法
標準や平均に分布幅についての注があれば避けることができる
標準や平均は良い、正しい、望ましいというものではない
◯ごまかすコツ「利用出来る」
この言葉を使うと、使ってなくてもよく、利用する方法さえ確保されていれば含まれる
会社にとって都合が良い数字になる
◯確率偏差
98±3など、その誤差を表す。その統計の正しさを知る指標にはなる
使い方の例:98と100のIQの人がいた場合100の人のほうが賢い?確率偏差は3
→98の人が101かもしれないし、100の人は97かもしれない
◯「いくらわずかでも、違いは違いだ」
アメリカのことわざ。違いが小さかろうがセールスには使える
小さな数字でも大きな騒ぎになることもある
◯グラフの細工1
面白みのないグラフでも何か行動を駆り立たせたりするためにどうするか
グラフの下をちょんぎってしまう。
僅かな差が見た目大きな差に見える
◯グラフの細工2
ちょんぎったグラフを縦軸と横軸の比率を変えよう
すると変化が見た目大きく見える
◯グラフの細工3
棒グラフの中央部を裁断する
見た目グラフの差が大きく見える
◯絵グラフ
絵グラフはごく自然に、まわりくどく、そして上手に相手を騙す道具として使える
◯給与格差
Aの給料はBの半分。これをグラフにしても面白くない。
Aに金袋をもたせ、Bには金袋を2つ持たせよう
すると、格差が明瞭に分かる
◯2倍を8倍にする方法
Aの金袋の高さの2倍をBの金袋にする
すると金袋の体積が8倍になる
2倍と言いつつ8倍に見えてしまうレトリック
◯証明のこじつけ
証明したいと思うことが証明できなくても、何か他のことを論証して、両方とも同じことなのだと見せかければ良い
◯人種差別の統計
白人に対し、「黒人と白人は職に着く際に差別はあるか」「黒人に対して差別感情をいだいているか」を聞いた
すると職に就く差別はないという白人ほど黒人に対して差別感情を持っており、職に就く差別があるという人ほど、黒人に対して差別感情がなかった
すなわち、職に着く差別がなくなればなくなるほど、黒人に対して差別感情が増加する事態になる
◯高性能ジューサー
「ジュースを26%も余計に絞り出せるジューサー」
実は手で絞るものより26%多く絞れるだけだった
◯午後のドライブは危険
「午後7時におけるハイウェイでの死亡者数は、午前7時における死亡者数の四倍である」
午後の方が交通量が多いから死亡者数が増えただけ
◯汽車による死亡者数
「最近一年間で記者による死者は4712人であった」
汽車への攻撃の口実になるが、じつは半数は踏切内での自動車との衝突が半数、残りは線路上にいた人たちだった
実際汽車に乗っていて死んだ人は132人だけ
◯不満の多い労働組合
「78%の大多数の従業員が組合に反対している」
実は細かな不満や不平もカウントしていた
◯20面相「パーセント」
年間の投資額に対する収益というのは、総売上高に対する利益とは同じものではない
「毎朝、ある商品を99セントで買い、1ドルで売った。売上高の1%しか儲かっていないが、それを一年間続ければ、投資額の365%の儲けになる」
◯マラリアが減った理由
アフリカではマラリアが20年前より80%減ったという
実は当時はカゼもインフルエンザもマラリアに含まれており(原因不明だった)、現在は細かく分けられるようになった
◯南部3州の病気
肺炎とインフルエンザが南部3洲に集中しているらしい
実は他の洲はその統計をやめてしまっていた
◯海軍は安全
海軍入隊者のうち死亡したのは1000人中9人で、ニューヨーク市は1000人中16人は死ぬ?
海軍入隊者は健康的な人間に対し、ニューヨーク市民には老人や赤ん坊も含まれる
◯教師の所得アップ
昔はニューヨーク洲の教師の平均所得900ドルが今では2500ドルになった
昔はニューヨーク洲の片田舎の最低賃金であり、今はニューヨーク市だけの給料だった
◯リンスで綺麗に?
リンスをしたら使用前より綺麗になった
使用後の写真をとった写真家のうでがよかっただけ
◯よくある間違い
BがAに続いて起こるならば、AはBの原因である
原因が結果になることがあれば、結果が原因になることもある
高額所得者は株を買うか等。株を買うから高額所得者になるともいえる
◯第3の要因
マサチューセッツ州の長老派協会の司祭の給料とハバナのラム酒の値段には相関関係がある
→物価が上がって給料も上がり、物の値段があだった
×長老が給料が上がったから、ラム酒を買ったのではない
◯大卒は高額所得者?
大学には2種類の人間がいる。頭の良い人間と、金持ちの人間である
頭の良いは大学に入らなくても高額所得者になっただろうし、金持ちの人間は金が金を呼び金持ち
◯牛乳を飲むと癌になる
牛乳をよく飲むスイスやイギリスでは発ガン率が多く、飲まない日本では発ガン率が低かった
実際はスイスやイギリスの方が平均寿命が長く、ガンは中年以上で現れる病気
当然寿命が長いほどガンになりやすい
◯婦人の年齢とガニ股
婦人の年齢が高いほどガニ股になり、低いほどガニ股ではない
女性は年をとるごとにガニ股になっていくのか?
女性の身体的特徴は足の角度に現れるのか?
年長な女性ほどガニ股で歩くよう教えられており、若い女性はガニ股は悪いと教えられた
◯シラミは健康のもと?
ニューヘブリデス諸島ではシラミが健康の原因であると考えられていた
しかし、健康だからシラミが着くのであり、不健康ならシラミは逃げていくのである
因果関係が逆になっている
◯産業を見通す人
実際より暗い見通しをいうことが多い
◯地図と統計データ
地図はその中の事実を隠し、いろいろの関係を歪めてしまう素晴らしい入れ物
◯謎の世帯収入
個人所得の合計を人工で割り一人につき1251ドルという平均を得る
したがって4人家族では5004ドルになる
わけがない
◯小数点の問題
平均の睡眠時間が8時間というより7.8時間といったほうが真実に見える
◯パーセントの合計
まるでりんごでも数えるようにパーセントをたせるものであるという勘違いが多い
例:合計20個のものを買ったところどれも去年より5%値上がりしていた。つまり5%を全部足すと100%になり、生活費は2倍になった?
◯パーセントマジック
投資額の3%の利潤があったのが、今年は6%になった
利潤が3%増加したと言えるし、100%の増加と言ってもさしつかえない
◯幾何平均
3個の数字の幾何平均を出すには、それらをかけ合わせ、立方根をとる、4個なら4乗根
◯長期的な推測
現在のトレンドが未来まで変化なく続いていなければ、未来の予測など無意味
◯統計のウソを見破る方法
1 誰がそう言っているか(統計の出所に注意)
2 どういう方法でわかったか(調査方法に注意)
3 足りないデータはないか(隠されている資料に注意)
4 いっていることが違ってやしないか(問題のすり替えに注意)
5 意味があるかしら(どこかおかしくないか)
2010年7月8日木曜日
SAPIO SAPIO_世界謀略経済と金塊
●内容
【SIMULATION REPORT】〈仕掛けられた国家デフォルト、計画されたドル崩壊、席巻するオイルマネー〉世界謀略経済と金塊
・ドル崩壊 世界経済激変! アメリカが目論む「国家破綻」と狙われた「日華の金塊」
・新通貨戦争 「ドル崩壊」「ユーロ危機」戦争を尻目に中国「人民元」帝国が世界最大規模に増殖中
・投機マネー テロを仕掛ける直前に“空売り”する「悪魔の方程式」はフィクションではない
・ゴールド投資 「ユーロ危機」「中国需要」「生産減少」ほか 金はまだ上がる「6つの上昇要因」と「下落シグナル」
・日本の戦略 「EU逆回転」「ドル安容認」の今こそ日本は海外攻勢を仕掛けるチャンスだ
・アラブマネー シティ、バークレイズ、ダイムラー……世界の企業をオイルマネーが買い漁っている
・黄金伝説 徳川埋蔵金、山下財宝だけではない 革命と戦争が生んだ「世界の金塊伝説」
【緊急特集】「参院選“暴風雨警報”」
・キーマン激白 「連立相手との約束を一週間で反故にした菅総理を誰が信用できるのか」
・審判直前 「嵐を呼ぶ参院選」最終当落予測! 〈民主51・自民38・みんな13〉でやっぱり政界再編だ
【SPECIAL REPORT】ニッポンに処方する坂本龍馬というクスリ
・功績 「逆説の龍馬論」を逆説する
・人間力 敵をつくらない「龍馬的チョイス」に現代も色褪せない凄さが凝縮されている
・風雲児の変遷 世の中の空気と庶民の希望を体現してきた「坂本龍馬を演じた役者たち」とその時代
・行動規範 グローカリズム、有道、利他――現代に必要なビジネス術は龍馬から学べる
・思想 フリーメイソン説どころじゃない新説! 龍馬の人生を回天させた「北極星信仰」の謎
・ドラマの舞台裏 「宴会部長の福山雅治」「龍馬博士の武田鉄矢」第3部突入『龍馬伝』を10 倍楽しめる撮影秘話
【緊急掲載!】小沢追及の第一人者・松田賢弥が見た 宰相・菅直人、権力に擦り寄った「変節の 10年」
【FOCUS】〈大図解〉これが金正日を一撃必殺の米軍「作戦計画5027」の全貌だ
●概要
◯ビルダーバーグ
影のサミット
年一回、欧州各国の王族貴族や欧米の政財官界の中心人物100人以上が集まり世界が直面する諸問題について討議する場とされている
討議内容は非公開
◯2010年ビルダーバーグ会議
スペインで開催
諸問題の中で「日本経済の見直し」が盛り込まれていた
中国が議題に上がらなかったのは、中国が動かないことが共通認識だったから
◯通貨の価値
通貨の価値は国債の信頼度で決まる
金利を引き上げをすると国債の償還額が増大し、返せなくなる
返されない国債に価値はなく、信頼度は減る
◯アメリカの計画倒産
金利をわざと切り上げデフォルトする
国債の価値がなくなれば、ドルが暴落し、借金はチャラ
◯アメリカの今後の計画
遺伝子組み換え作物(GMO)の特許を一手に握り、穀物を用いた知的財産ビジネス
次世代エネルギーとして有力なトリウムの確保
カナダやメキシコと共に共同通貨「アメロ」の導入
◯金の価値
通貨の価値は国債の信頼度で決まるが、各国の中央銀行は金を一定割合保有しており、通貨の裏付けとしている
金は「世界を写す鏡」と言われており、金価格は世界経済の状態を表す
◯偽金問題
中国がアメリカから受け取った決済用の金塊が全て偽物だった
アメリカが保有する8133tの金にそれらが含まれていると、ドルの信頼は失う
◯想定外の「金」
日本勢と中国勢がフィリピンで保有していると言われる金
中国は華僑、日本は旧華族、旧軍人が関わっているとされる
数百年前から少しずつ集められているとされる
◯マルコス一族
10年フィリピン総選挙で次々と当選した一族
金塊に大きく関わったとされている
◯北朝鮮の流通マネー
デノミの混乱で北朝鮮ウォン、闇ドルを押しのけ、人民元での取引が増えている
中国の狙いは北朝鮮で流通するマネーを人民元にして、北朝鮮の希少金属を買い付けること
◯PIIGS
ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペインの頭文字を合わせた語
PIGS(豚たち)と欠けている
アメリカ大手投資銀行がEUの財政に問題のある国をまとめそのように呼ぶことで、ユーロ不安を信じさせる
◯IMFの通貨
合成通貨SDR(特別引出権)。
ドル、ユーロ、日本円、ポンドの通貨を混ぜあわせSDRとし、ドルとの交換レートを決める
中国はこれに人民元を加えるよう要求している
◯金投資
「守りの投資」
利子がつかないため。しかし紙くずになることはない
◯金価格上昇の理由
・株も通貨も国債も信じられなくなった
・欧米各国のインフレ
・世界的超低金利(低金利なら紙より金が良い)
・新興国の金需要
・中国の成長(昨年から金買いを強めている)
・金生産量の減少(もはやアフリカの奥地にしかない)
◯金投資
金地金、金貨、純金積立、金ETF
◯最近のカルザイ
アフガン大統領カルザイは最近反欧米的スタンスを取っている
アメリカにしては排除したいが、代わりの人材がいない
◯アフメド・アリ・カルザイ
カルザイ大統領の弟
アフガンの主力輸出品であるアヘンの取引を牛耳っている
カンタハル州政府を牛耳る
◯カンタハル州政府
今後アメリカがタリバン掃討作戦を行う予定だが、地元住民は腐敗した州政府よりタリバンを望む
◯アメリカの対ソ武器
ソ連のアフガン侵攻時、アメリカはアフガンにスティンガー等大量の武器を渡した
その武器は半分も回収されず、タリバンは対アメリカ用に使用している
◯アフガンの資源
アフガン全土に1兆ドルの鉱物資源が眠っていることが最近わかった
これがアフガン戦争を泥沼化させるかもしれない
◯パロマレス事件
米空軍の爆撃機と空中給油機が給油中に衝突
爆撃機には水素爆弾が積まれていたため、落下したスペイン南部パロマレス村周辺がプルトニウムに侵された事件
◯911後の核兵器関連文章
テロ事件後、あらゆる核兵器の関連文章が機密扱いになったため、情報公開されない
◯薩長同盟の元祖
石田三成は西軍として長州の毛利輝元と薩摩の島津義弘を迎え入れた
しかし両者はまともに関ヶ原に参加せず、敗北に終わった
◯坂本竜馬の考え方
「敵は一つじゃない」「敵を作らない」
佐幕、倒幕など2者選択をせず、いい所を吸収する。
片方にいい人材がいると聞けば意見を聞きに行き、共存する
日本の近代化に必要なことならば黒船すら宝船である
◯三段階にわたる自己改革
友人「坂本さんにとって、今の我々に一番大事なものはなんですか」
龍馬「刀だよ」
(剣術の達人なら、上級の武士を見返せる」
友人「坂本さんにとって、今の我々に一番大事なものはなんですか」
龍馬「ピストルだよ」
(刀からピストルへ。外国へ対抗できる武器が必要だ)
友人「坂本さんにとって、今の我々に一番大事なものはなんですか」
龍馬「万国公法だよ」
(外国と対向するには国際法を知らなければならない)
◯龍馬の4つの要素
・目の前の小さなことに全力投球し、決して手抜きをしない。小事は大事だと考える
・自分をパーフェクトな人間だと考えない。他人から学べ
・自分の帰属先は自分だと考える。自主性を持つ
・この世の中によいと思ったことは、他人の考えだとしても、どんどんヒントとして、脚色する
◯トーマス・グラパー
龍馬と付き合いのあった英商人
秘密結社フリーメイソンのメンバーだった
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